犬種で若干の差はありますが、ワンちゃんは約1年で、成犬になります。
初めての発情は、生後6~8カ月令くらいから見られます。
オスでは、マーキングや発情メスに対して興奮したりします。
メスでは、発情出血や落ち着かない素振りがあり、交配すれば妊娠の可能性もあります。
通常メスの発情は、半年に1回(年2回、春・秋が多い)、オスはメスの発情を察知して発情します。
ありのままで飼われることを希望のオーナーさんもいらっしゃいますが、
交配の予定のないワンちゃんには去勢・避妊手術も考えてください。
去勢・避妊手術をすることで、予防できる病気もあります。
特にメスでは、1回目の発情前に避妊手術をすることで、
本来発生の多い乳腺腫瘍が98%以上抑えられる、という報告もあります。
発情を抑えることで、子宮蓄膿症などの発症も抑えられます。
オスでは、前立腺疾患・精巣腫瘍などの予防になります。
ネコちゃんは、だいたい生後6~7カ月令で発情が見られます。
オスもメスも、普段と違う大きな独特の鳴き声で、夜通し鳴いたり、落ち着かなくなります。
オスではマーキングしたり、メスでは腰を触ると尻尾を高く挙げるようになります。発情出血などはありません。
ネコちゃんの発情は、年2回だけではないので、交配するまで続いたり、年何回も発情します。
ですから、多い子では1年で3回も妊娠・出産することがあります。
また、家の中で飼って見えるネコちゃんの発情は、
本人にもオーナーさんにも、ストレスになる場合が少なくありません。
ネコちゃんの場合、ワンちゃんほど去勢・避妊手術で病気予防できる報告はありません。
家族の中で飼う方には、穏やかに暮らしていくケアとして考えて頂いています。
外に行くネコちゃんには、不幸な子猫を増やさないためにおすすめしています。
いずれの予防も、詳しくは当院にお問い合わせください手術するかどうか決めるのは、飼い主さんです。
大切なワンちゃん、ネコちゃんの手術ですから、
ご不安・ご不明な事がありましたら、どうぞご相談ください。